2008.12.11.Cocoa.!!

今日は父親の誕生日〜

ナオくんの母親もTAKAも、、、
B:RIDGE styleのKanちゃんも
みんな揃って同じ誕生日なんだ

何かオモシロいね〜

そして、そんな日にB.G.Mは
グレイトフル・デッド!

気ままな俺はDEAD T-シャツなんか着込んでいた

お店も閉店時間になろうとする時、、、

カラ〜ンッと見慣れないお客様が入ってきた。

「まだいいですか?」

どうぞ〜と答えた
内心、、、早く終わりたかったので一瞬、迷ったが
まあ〜いいかと思った。

革のコート、襟を立てて入ってきた
このお客様は

「ココアを下さい、、、と」

お鍋に牛乳を注ぎ、火にかける

カウンター越しに一対一の無言な無音な時間が流れた

聞こえてくる音はココアを作るお鍋から出る
泡立て器の音のみ、、、

そして、ゆっくりと丁寧に煎れたココアをお出しした。

「うん、美味しい」

思わず相手の顔を見て「ありがとうございます。」
なんだろう?当たり前にココアを作っただけなんだけど
何だかとても嬉しかった。

とても静かな感じがその後しばらく続く、、、

あえて会話をなくした時間が
なんだか心地良く、それでいてぎこちない、、、

両手でカップを抱えながら一気に飲みほして
「いくらですか?」

「ホント美味しいココアを飲ませてもらった。」

お金のやり取りを済ませた後で
帰り際の少しの間に会話が弾んだ、、、

その昔、40年前のPONYに通っていたらしい
その時は彼女と来ていたと、、、

でも今の奥さんじゃないんだけどね、、、

また寄らせてもらうね!

と言い残し、また襟を立ててお客様は帰って行った

、、、、、、、、、

ちょっとしたショートスーリー


そこに安心しながらも肩の荷が下りた自分が居た
ココアを一杯だけ作っただけなのに、、、
いや〜40年分の重さを背負ったココアだったからなあ
ヤヤ手元を震わせながらカップを片付けた。。。


どんな時でも手を抜いた仕事はしてはいけない
いくら、閉店時間ギリギリでも、、、
オーダーされたなら、丁寧にしっかり作るべき!

勿論、いつもちゃんと作っているんだけど

自分の仕事を誇りに思える様にこれからも努力ですね
40年ぶりに来てくれるお客様が居る訳ですから、、、
とても素晴らしいと思います。



飲みほしたカップを写真に撮ろうと思ったら
親父が片付けて水をジャ〜

お〜い!
ちょい待ってよ、、、

ちょい、ちょい待ってよ!

ん?あっ誕生日だったねえ
彼は今日の主役でした。。。

文句、言えないやっ


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アディオス!!










Posted by PONY'STOY at December 12, 2008 3:07 PM

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